<病態>
眼球の交感神経が障害されて引き起こされる
眼瞼下垂、眼球陥没、第3眼瞼の突出、縮瞳などの症状を指し「ホルネル症候群」と呼びます。
中齢、オスのゴールデンレトリーバーに多いと報告されていますが、半数以上が原因が特定できないケースが多いです。
<診断>
血液検査、レントゲン検査、超音波検査などで交感神経伝達路に異常がないか調べます。
<治療>
原疾患があればそちらを治療します。特発性の場合は点眼薬にて臨床症状を緩和させる。
予後は原疾患によって様々ですが、原因不明のホルネル症候群の症状改善には4ヶ月ほどかかるケースもあります。
ホルネル症候群の症例 ( 眼瞼下垂、縮瞳、第3眼瞼の突出がありました)
→ 1週間の点眼薬で瞬膜が元に戻り、瞳孔も左右同サイズに戻りました。*同じワンちゃんです*
かわいいお顔に戻りました。(上図左:点眼前、上図右:点眼後)
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