「フクロモモンガ」はモモンガと名が付きますが、カンガルーなどと同様の有袋類の仲間となります。
2000年以降にペットとして人気が出てきて、流通しております。フクロモモンガには、くる病(カルシウム不足)や自咬症が多いです。
<病態>
今回は子宮蓄膿症の話です。陰部からの排膿、腹囲膨満などで来院されるケースが多いです。
今回はモモンガちゃんのお腹が張っているとの主訴で来院されました。
<診断>
犬、猫と同じように血液検査、レントゲン検査、超音波検査が必要になりますが、
活発な子は保定も難しく、血液検査などは麻酔が必要になる事が多いです。
<治療>
内科治療では再発が多いとされていて、手術で卵巣と子宮を摘出する事が根治治療になります。
かなり小さい動物なので、慎重なOPが要求されます。術後の経過は良好でした。
病理検査:化膿性子宮内膜炎 完治可能な病気のため、術後補助療法は必要ありません。
高浜、刈谷、安城、碧南 三河地方からアクセス良好
犬・猫のがん治療に力を入れています
かみや動物クリニック