病態
「まぶた」に結節(小さなデキモノ)が形成される場合があります。
犬の眼瞼に発生する腫瘍の多くは良性で、遠隔転移をするものは少ないとされています。
しかし、目に当たって結膜炎を引き起こしたり、出血するものもあり、動物に不快感を与えるものは摘出したほうが良い場合があります。
猫においては眼瞼に形成されるものでも悪性のものが多いとされ、扁平上皮癌、リンパ腫、肥満細胞腫、メラノーマなどの悪性腫瘍が報告されています。
診断
腫瘍が大きい、あるいは急速増大するものは針生検を実施。
腫瘤が小さい場合は切除生検で取って病理検査に提出することもあります。
治療
外科切除が基本になります。
V字に切除した後、細い糸で縫合します。病理検査結果に応じて補助治療を検討します。
できものが当たって結膜炎を繰り返していたワンちゃん
病理検査:マイボーム腺腫
良性腫瘍で術後経過良好でした!