病態
腎臓が障害を受け、その働きの約75%が失われると、本来であれば尿として排出される老廃物が体内に急激に蓄積されます。
このように腎臓の機能が低下することを腎不全と呼びます。
15歳以上の猫では3頭に1頭が腎臓病と言われています。
診断
血液検査で腎臓の状態を確認して、尿検査を行います。
腎臓の形態を確認するためには、レントゲンとエコー検査で腎臓を観察する必要があります。
治療
本来、再吸収する水分を失ってしまうため、点滴で水分を補給します。
完治は難しい為、体調を維持する治療となります。
食欲不振や、嘔吐など消化器症状がみられる時には、内服薬の投与をします。