<病態>
鼓膜から耳道(外耳道)に発生する炎症性疾患です。
内科治療だけで改善しない場合や治療が遅れた場合、慢性化することがあります。
慢性化した場合は、耳道切除手術などの外科処置が必要となるため、早期に対処することが重要です。
<診断>
外耳炎が初発か再発か、耳の痒み、痛みがあるかを確認します。
耳道を洗浄するとともに耳垢を採取します。
採取した耳垢を染色し、ミミヒゼンダニやマラセチアがいないか顕微鏡で観察(検鏡)します。
<治療>
外耳炎は、過剰な耳垢が蓄積していることが多いため耳垢を除去します。
ミミヒゼンダニの治療には駆虫薬の全身投与を行い、マラセチア感染には抗真菌薬が配合された点耳薬を処方します。
外耳炎は繰り返しやすいので、動物も飼い主様もストレス少なく治療できる方法をご提案できればと思います。
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