<病態>
胆泥とは、胆汁が濃縮して黒色化し、泥状の胆泥として貯留した状態です。
体質や食物の影響で貯留してしまうことが多いです。
シュナウザーやシェルティーなど胆泥が溜まりやすい犬種もいます。
猫では胆泥貯留があれば感染があると言われています。
完全に閉塞する場合は胆嚢が破裂する場合もあります。(胆汁性腹膜炎)
<診断>
血液検査で胆嚢マーカーの確認や、レントゲン、エコー検査で胆嚢の状態を確認します。
胆泥が重度に貯留した「胆嚢粘液嚢腫」という状態になると、粘膜が黄色くなる「黄疸」する場合があります。
<治療>
胆嚢炎や、内分泌性疾患がみられる場合は、その治療を行います。
利胆薬や、抗生物質の投与で改善される場合もあります。
胆嚢粘液嚢腫の場合は緊急手術で胆嚢摘出をする場合もあります。
<key word>
「嘔吐」「下痢」「発熱」「食欲不振」「腹痛」「目が黄色い」
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