皮膚糸状菌症

病態

皮膚糸状菌は、皮膚を好んで感染する真菌(カビ)です。
犬、猫に感染症を起こすものとして20種類以上が知られています。
痒みや脱毛が主な症状で、人に感染する場合もあります。
散歩時や野良猫、感染している動物からうつります。

動物が真菌感染と診断され、人に皮膚症状がある場合は皮膚科等 人の医療機関を受診ください

診断

寄生虫、細菌感染症などを除外した後、下記のwood灯検査(光ると陽性)や、真菌培養検査(赤変すると陽性)を用いて診断します。

wood灯検査
真菌培地
陽性

治療

内服薬(抗真菌薬)を基本とします。
また、環境改善、患部の毛刈り、シャンプー療法、外用薬を使用します。
人にもうつる病気なので、早めの治療が必要です。