<病態>

脾臓とは左脇腹にある臓器です。中高齢の動物で「がん化」することがあります。

脾臓に腫瘤が形成される場合、約半数が良性半数が悪性と言われています。

悪性病変のうち2/3が血管肉腫と呼ばれる、予後の悪いがんであると言われています。

 

<診断>

腹部の触診とレントゲン、腹部超音波検査で発見されるケースが多いです。

腫瘤が偶然見つかるケースと、お腹で破裂を起こして見つかるケースがあります。

血液検査、レントゲン、身体検査などで貧血の程度や遠隔転移の有無を判定する必要もあります。

脾臓が腫瘍化したエコー所見

 

<治療>

偶然見つかった場合は、腫瘤の大きさを定期的に確認する必要があります。

皮膜を越えて大きくなった脾臓腫瘍は破裂の可能性が高く、良性でも破裂することがあるので脾臓の摘出手術が適応になります。

摘出した脾臓を病理検査することで確定診断となります。

悪性腫瘍であった場合、手術後に抗がん剤による治療が必要になります。

良性であれば摘出後は通常通り生活でき、脾臓がなくとも問題ないと言われています。

脾臓尾部が腫瘍化して、破裂し体調不良となった症例

 

<病理>

脾臓:結節性過形成(良性) この子は良性なので、特に追加治療は必要ありませんでした。

 

 

高浜、刈谷、安城、碧南 三河地方で動物病院をお探しの方

獣医がん学会認定医の動物病院

かみや動物クリニックへどうぞ