角膜潰瘍

病態

目の表面(角膜)に傷が入ることです。鼻が短い(短頭種)の犬に多いです。
羞明(目をしょぼしょぼする)、流涙(なみだ)、角膜浮腫(白く濁る)、目ヤニ、角膜への血管の侵入がみられます。

診断

特殊な染色液を用いて目の傷の有無の検査を行い、上皮に欠損があることを確認します。
(下図の緑色の部分が目の傷です。)
場合によっては、角膜潰瘍の部分から細菌検査を行い、細菌の培養を行います。

角膜潰瘍
角膜潰瘍

治療

細菌検査の結果に基づき、抗生物質や保湿の点眼、内服薬の投与を行います。
また、動物が目をこすらないようエリザベスカラーを装着します。