フィラリア症

病体

蚊を媒介して犬糸状虫(フィラリアの一種)が犬に感染することによって起こります。
蚊が動物から血液を吸う際に、ミクロフィラリア(幼虫)を同時に吸血します。
ミクロフィラリア(幼虫)は蚊の体内で成長し(成虫に)、犬や猫の血液を吸う際に成長した糸状虫が寄生します。

  • 近年、猫にもフィラリア症があることが分かってきました
  • 猫は犬に比べ血管が細く、フィラリアが詰まって重症化しやすいと言われています
  • また、完全室内の猫ちゃんにも感染が報告されています

診断

採血して、血液中にミクロフィラリアがいないか、顕微鏡で観察し判断します。
下図が血液中に見られたミクロフィラリアです。(染色液で紫色に染まっています)

治療

糸状虫は駆虫薬で駆虫できます。
毎月1回飲むお薬が各種使われています。三河地域では5月~12月に投与することが多いです。
感染している場合はフィラリアが検出されなくなるまで、通年 薬を投与します。