口腔腫瘍
2024年7月4日
病態
口の中に「できもの」ができること全般を指します。
発生場所は口唇、扁桃、舌、口腔粘膜、唾液腺等があります。
口腔内にできる腫瘍は悪性黒色腫(メラノーマ)、扁平上皮癌などの予後が悪いものも多いです。
診断
悪性黒色腫(メラノーマ)は色素を持って黒っぽく見えることが多いですが、肉眼所見だけでは確実な診断はできないので、「生検」(組織を針で刺したり、一部切除する事)を行ない診断をつけます。
同時に肺や内臓への転移がないか、骨を溶かしていないか、全身の状態は大丈夫か、などを確認するために、レントゲンや血液検査を行うことが多いです。
治療
上記の「できもの」は良性のもの、悪性のものがあります。
見た目だけの判断は難しいことが分かるでしょうか。
「生検」結果に伴い治療を決めていきます。
手術
切除生検時の写真を載せています。
病理検査結果では「扁平上皮癌」「線維性エプリス」「メラノーマ」でした。