病態
虹彩、毛様体、脈絡膜という目の構造に炎症を生じる疾患を、「ぶどう膜炎」と呼びます。
ぶどう膜炎の原因は、感染、外傷、免疫性、腫瘍など多岐に渡り、結膜炎よりも治療に時間のかかる病気の一つです。
診断
角膜や、結膜に外傷がないことを確認し、ぶどう膜炎の手がかりになる所見を観察します。
治療
点眼薬で、炎症の鎮静化、痛みの緩和をはかります。
最終的に最も重要なことは視覚の温存です。
この子は目をしょぼしょぼさせているということで来院され、角膜潰瘍からぶどう膜炎が生じていました。
少し時間はかかりましたが、エリザベスカラーや点眼の治療で経過良好でした。